不動産マメ知識

登録の移転について【取引主任者制度】

得するマメ知識 2011年5月29日

(6)登録の移転(19条の2)
 登録の移転とは、たとえば東京都知事の登録を受けているものが、
鹿児島県知事の登録へと変更するように、別の都道府県知事に登録先を
替えることをいいます。

1、要件
 登録の移転とは、次の双方の要件を満たす場合にのみ、することが
できます。
ア、登録を受けている知事の管轄する都道府県以外の都道府県に所在
する宅建業者の事務所の業務に従事し、又は従事しようとする場合に
申請することができます。(注)
イ、事務禁止処分の期間中でないこと
(注)単に住所を他県に移転した等の理由では、登録の移転は認めら
れません。

2、手続き
ア、登録の移転をしようとする者は、現在登録している都道府県知事を
経由して、移転先の都道府県知事に申請しなければいけません。
イ、移転後の知事は、登録の移転をしたときは、遅滞なくその旨を本人
及び従前の登録知事へ通知しなければいけません。

以上、宇部市の不動産屋さんがお届けする「得するマメ知識」No,92。
「取引主任者制度について」の第6回目です。
明日も、「取引主任者制度について」引き続きお話しますね。